『面白ければなんでもあり』
こんにちは!
このたびの分析は
私の勝手な解釈になっています。
部数、男女比、年齢構成比等は
全て想像上のものになっていますので、
あらかじめご了承ください。
このたびの書籍は、
書籍になっております。
■タイトル
『面白ければなんでもあり』
タイトルは分かりやすさが一番。
しかし、意味が分かりにくいものとなっています。
そのため、後サブで「発行累計6000万部――とある編集の仕事目録(ライフワーク)」と入れて、こちらで分かりやすさを出しています。
タイトルはキャッチ―さを優先しているように思います。
■著者
ラノベ好きなら全員知っている作品を多く出しています。
このような編集者になりたいです。
■本のテーマ
タイトルの「面白ければなんでもあり」という言葉は、あくまでも主語が「読者」になっています。
編集者が面白くても、著者が面白くてもいいわけではなく、読者が面白いと感じなければならない。
そのために、著者の最大限の力を引き出せる方法を型にはめるのではなく、千差万別の方法で打ち合わせやストーリー展開、主題を決めた方が良いということになっています。
本書籍のキーワードは「読者が楽しむ」ということだと思います。
■想定読者
作家、作家志望者、編集者が主となる読者だと思います。
読者をかなり絞っているので、おそらく売り上げは1万部で男性と女性の比率は8対2ではないでしょうか。
内容が良く、cakes(https://cakes.mu/)で何度もご紹介されていたこともあり、
もっと売れている可能性を大いに秘めています。
■工夫ポイント
「はじめに」の前で、SAOのセリフ付きの『ANIME EXPO』での話が載っています。
ラノベ編集者ではない方がSAOを知っているのかは分かりません(私はオタクなので読みました)が、世界中から人が集まっているイベントの中心を担ったというスケールの大きさを出すことで、「憧れ」を生み出している入り方となっています。
構成は、①面白い本の作り方②三木さんの歩み③編集者としての総まとめとなっています。最初と最後に、編集者以外の人が興味を持つ内容にして、入りやすくしています。編集者としては、②が一番読みたい内容になります。
■読んでみて
三木さんのすごさが分かる書籍となっています。
当書籍に本の作り方がありますが、この本自体もかなりの工夫がなされていると思います。
目次の流れから、三木さんの圧倒的努力や工夫、人生観を描いたものになっています。
マーケティングの内容も詳しく知りたかったですが、非常に満足できる作品です。
ぜひ、ご一読を!